2008年05月29日
18金おりんができました

18金おりんを製作いたしました。
24金(純金)は柔らかく、金属がねばい為音色どころか
鳴らないのです。
因みに純銀製も試作で製作を以前致しましたが
全くなりませんでした。
世間で出回っている18金はプレス加工の後に
鎚を用いてあたかも叩きだした感じにしておられますが
そこはやはり拘りを持って製作致しました。
大きさは三寸(約9cm)の口径です。
18金の板を最初から最後まで鎚を用いて打ち出しました。
手間暇かけて丹念に音色を確認しながらです。
長い時間がかかりました。
そのおかげで通常の18金おりんよりも
かなり音色が良い仕上がりになりました。
熟練の京都の職人による完全なる手仕事・手わざです。
18金でここまで良い音色のおりんは
他を探されてもまず出会えないと思います。
また上品な意匠にも仕上がり
満足いただける逸品に出来上がりました。